愛犬と楽しい一時を過ごせるドッグカフェ。また他の飼い主や飼い犬とのコミュニケーションの場として人気があります。ドッグカフェ（当然キャットカフェもあります）専門店のみだけではなく、テラス部分のみペット同伴可能な飲食店も現れております。
法律上、ドッグカフェは飲食店の中の一つという位置づけですので、別途特別な許可等は必要ありません。
ドッグカフェ用の施設基準などは現在のところはないので、動物が出入りする事に対して衛生面をどのように維持していくか等の、営業上の面はいろいろ考えていく必要はあります。

食品衛生責任者とは

ドッグカフェ等の飲食店や喫茶店などの営業を行うには、必ず食品衛生責任者を設置しなければなりません。そして１店舗に１人食品衛生責任者を置かなければなりません。
食品衛生責任者は、調理師、栄養士、製菓衛生師のいずれかの資格が必要です。資格を持っていない場合は、保健所が実施する食品衛生責任者のための講習会を従業員のうち少なくとも１人が受講、テストに合格しなければなりません。
実際には、講習会を受けてなられる方が結構多いようですが、講習を受けた後、テストが実施されパスするとなれます。講習料は自治体によって異なりますが、概ね1万円前後のようです。
深夜0時を超えて酒を出すような場合は、上記営業許可の他に、警察に深夜における酒類提供飲食店営業開始届を提出する必要があります。